窓明山、素敵なバッジの山, Nice commemorative badges
一年振りに来ました、三岩岳、窓明山の山開き。去年の記録はこちら。
去年は縦走コースに行く体力がなくて窓明山に行けなかった。今年も縦走する体力はないので、三岩岳を諦めて窓明山をターゲットとします。天気予報はこの季節にしては涼し目で幸運でした。数日ずれたら灼熱です。標高は2000m弱ですし。
4時少し前、去年よりも気持ち早めに家を出て、6時くらいに到着。6時半から受付ですが、もう受付終わった人達がスノーシェッドの道を歩いて開始している。
さて、協力金100円を払って、かわいいピンク背景色のツマトリソウのバッジをいただく。今年も窓明の湯の割引券がついていてうれしい。

昨年は帰りに過去のバッジを買いたいと思っていたら、午後には閉店になってしまって買えなかったので、登山前に過去バッジのブースを覗く。尾白山と大博多山のバッジも売っていたが、やはり三岩岳のバッジが欲しかったので、悩みに悩んでイワカガミ(2005年)をゲット。係の人に聞いたら、今年は夕方までお店を開けてます、とのことだった。
去年とは別の登山口からアプローチ。皆、国体コースからアクセスしているので、人数は多くない。数名に抜かれて、数名を抜いたくらい。
いきなりの急登はどっちのコースも同じ。曇り基調で立ち止まれば涼しい気温だけれど、急登過ぎて汗だくだく。


小さな花や倒木の中にちゃっかり住んでいるキノコをながめながら何回かアップダウンアップダウン。歩き始めて2時間経過したので、なんでもない場所で一旦もぐもぐタイム。すぐ近くが家向山の尾根分岐でした。そこから先は思ったより長くてなかなか窓明山にはたどり着かない。








ときどき三岩岳が見える。山頂が雲に覆われているようで、去年と同じ感じ。
でも、振り返ると遠くの山が見えるので昨年よりは遠景の状況はよさそう。一ヶ月前に登った山頂が平らなプリンの形をした田代山が見える。





だんたんとマイヅルソウやゴゼンタチバナが増えてくる。すこし視界が開けてきて山頂に近い雰囲気で、コバイケイソウやウラジロヨウラクが現れてきた。ここで、もう三岩岳を周って窓明山から下ってきた人たちに会う。速い! 三岩岳頂上は雲があって視界がいまいちでした、とのこと。この日の天気予報的には午後になればなるほど晴れるので、遅い時間に登った人の方が勝利なのでしょう。




で、唐突に道が二つに分かれた。どっちが頂上かと迷うが、左から来た人は尾根を歩いてきた人だったので、消去法で右が山頂でした。


めっちゃ眺めがよいというわけではなく、広さもあまりないので、尾根のどこかでご飯にしようと先へ進む。
その尾根は眺めがよいものの、道が崩れかけていて慎重さを要するトラバースが二箇所ほど。道幅が広がったところでモグモグ二回目となった。
途中に湿原があってワタスゲが綺麗。その湿原が空とつながっている景色がすばらしい。田代山に雰囲気が似ているが、湿原が小ぢんまりとしているのがかわいい。











次の分岐の避難小屋まで平坦を予想していたら、かなりの岩がゴロゴロとして濡れた道を上ることになった。逆コースから来ている人達は下りなので、もっと難易度が高い。ここで昨年の山開きバッジのキバナコマノツメが見れてうれしい(写真は痛恨のピンボケ)。昨年はバッジにあるのに花がないなーと思っていたら、歩いていないコースに咲いていたのが答えでした。


避難小屋の前の水場を頼りにしていたら水位が低くてパイプから流れ出ていない状態。これを汲むのは抵抗があるので諦めた。右に行けば45分くらいで三岩岳だが、最初から計画しておらず脚もガクガクなので左折して下山へ。
途端に人が減って、これから上る人4組くらいとしかすれ違わなかった。急下りなのは去年の経験からわかっているのが、やっぱり急すぎて嫌になる。
途中の湿原でハクサンコザクラに会えた。ゴゼンタチバナはこっちのコースの方が日陰で元気だった。




沢コースの分岐にたどり着いて、三回目のモグモグ。下りでかなり脚がやられて休憩なしでは下れない。
で、食べ終わってさてそろそろ、出、、、と思っていたら2mくらいしか離れていない木の枝がザワザワと。
夫が「蛇だ」と言った言葉の方に驚いて立ち上がった。するすると蛇が木の枝から地面に落ちた。アオダイショウと思われる。
びっくりして膝の上に置いていたアイウェアがどっかに吹きとんでしまって、探すのに苦労した。そして探しているうちに蛇がどこに行ったのかわからなくなったので、夫を先に立たせてしばらく歩いた。いつもはペースの遅い私が先頭なのですが。
木に蛇がいるのを初めて見たのと自分の上に降ってきたらどうしようと、変な想像力が高まってガクブルしてた。ちゃんと下を見てから降りてるのかもしれないけど。







国体コース登山口まであともう少しのところで道が崩れていて、どこが道? とちょっと迷いながら下りた。あとでヤマレコ、ヤマップを記事を見返してみてもだれも道崩れについて書いてない、、、皆ルート探しに長けているのか?
そしてバッジ売り場に戻る。まだお店が開いていて、係の人と話す。尾白山はもうバッジを作ってなくて、大博多山は山開き自体をもう開催していないので、ここで並んでいるだけで終わりとのこと。
となれば上から下まで欲しくなるが、それは品が悪いので悩みに悩んで2009年の大博多山のアケビを選んだ。花でなくて実のバッジはめずらしいと思う。「いな」は南会津町に合併する前の伊南村の名称です。

昨年行って気に入った窓明の湯でかき氷を食べてから帰路へ。


ヤマレコへのリンク
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8410290.html

14.3km 1385m



