裏那須、稜線の綺麗なコース, A scenic ridgeline route

2025年9月27日 0 投稿者: ふくふく

前回、裏那須に行ったのは3年も前でした。

この時はあまり晴れていなかった。SCWの予報では完璧な晴天の真っ黒表示なので安心して下郷方面に行く。甲子トンネルと抜けるとそこは雪国、、、ではなく雲が立ち込めるエリアが待っていた。

天気は本当に難しい。裏那須って雲が湧きやすい場所なんじゃ疑惑。

道の駅で休憩してたら、近くの車の助手席に柴犬が乗っていてかわいいこと。

登山口に向かうと、その車がずっと後ろについてくる。まさかの目的地が一緒だった。

ヨロイ沢橋駐車場まで入れるとの記事が上がっていたので、信じていたら、日暮滝から先は通行止め。仕方ないので、その一個下の駐車場に停める。柴犬連れの方はもう一つ下の駐車場に停めていた。7時20分出発。

林道歩きは一時間ほど。反射板の支柱が木製なのが斬新。トリカブトの花がたくさん咲いていた。

林道終点から先は、山道らしくなってきた。木の根っこを跨ぎながら40分くらいで景観が開けた。大峠のお地蔵様は赤い帽子がすっかり色あせていたのが寂しい。

ここからしばらくは急登。前回よりは景色が見えるので、背後に茶臼岳がだんだんとと見えてきた。温泉地の煙も見える。花は季節的にはもう少ない。ウメバチソウとリンドウを見つけたのみ。

日差しはあまりないが、上ると暑くなって、真夏と同じ格好、Tシャツとアームカバーでまだ暑い。

大峠山で一回目のもぐもぐ。

ここでのんびりしていたら、柴犬2頭を連れたさっきの方が追いついてきた。茶色の一頭だけでなくて、黒柴もいた。この二頭が人懐こくって頭がよくて、「どうぞ撫でてください」って感じでずいずいと来る。しかもハァハァとハイテンションになっているわけではなくて、自分たちがかわいいってことをナチュラルに自覚している。存分に撫でさせてもらった。

飼い主の方がお水をあげている間に私たちは先行したが、同じくらいのペースだったのでこの後、なんども会うのであった。

しばらく眺めのよい稜線を歩くと流石山。ここは立ち上がらないと眺めがよくないことを前回学習したので休憩場所としてはスルー。

コースプロファイル的には先ほどの急登を過ぎたら、細かいアップダウンだけになるはずだが、地味に高低差があった。さらに流石山から大倉山三角点までは腰くらいの深さの笹のある箇所も多くて、足元が大変。急に路面が深く落ち込んでいたり、木の根があったりで、何回か転びながら進む。

前回はこんなにも笹が深くなかったのに。途中ですれ違った人に先の道を聞くと、大倉山から先はましになりますよーとのこと。

大倉山で一息ついていたら、柴犬ズも後からきた。あんなに深い笹でも問題なく歩いて来れたの、偉いなー。

相変わらず雲が多目なのと、疲れたので先に進むかどうか迷うが、前回の記録を見るとあと40分歩けば、三倉山まで行ける。そして前回の記憶では地形的に三倉山は晴れるはずと信じて先へ進む。

山の右側から雲が湧きあがっているのがわかる。そして、植生が不思議で、雲側の方が木が多くて紅葉も見れる。予想どおり、三倉山に来たら青空の割合が増えた。

お昼を食べていたら、柴犬ズが「何食べてるの?」とずいずいと来た。けれど食べ物を奪おうという意思はなさそう。飼い主さんは、「すみませーん」と謝っていたが、かわいくてかわいくて仕方ない。

この段階で12時くらいで、我々としては行動が遅い。あまり休まずに復路へ。往路と異なってだんだんと晴れて視界がよくなった。こんな風景が見たかったので大満足。那須にいるのに猪苗代湖の湖面まで見えるのには驚いた(下の三枚目)。

大倉山に戻ってきた。ここからは笹地獄だ、と覚悟を決めて戻るが、景色が綺麗なので往路ほどの苦労ではなかったような。単に笹に慣れたのか。裏那須の穏やかな山と、表那須の荒々しい山が両方見られる贅沢な場所でした。

池塘も晴れれば青く見える。往路は写真も撮らずスルーしたが、復路は撮影会。

大峠から先の帰路はかなり小走りで下ってきたが、柴犬ズ達も速くてほぼ同じ時刻に戻ってきた。途中で飼い主さんと会話したときに、この子達疲れないんですかと聞いたら、全然疲れないらしくて、犬の丈夫さを実感した。

おまけは観音沼の紅葉。

ヤマレコへのリンク
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8744028.html

21.8km 1374m