雲の通り道で涼しく登山を、、は負け惜しみ, In the path of clouds

2022年7月24日 0 投稿者: ふくふく

2年振りの裏那須に来ました。前回は三本槍岳が目的地。

ここの最後の写真に写っているのが裏那須の流石山で、めっちゃ綺麗に見えた。3つのピークを結ぶ裏那須の方が難易度が高そうで敬遠していたのですが、やっと重い腰を上げて行ってみた。

車は前回よりもかなり奥地まで行けることになっていた。川の近くで険しい地形のためか、大雨が降るとすぐに道が崩れてしまいそうです。維持するのも大変なことでしょう。

6時スタート。15分くらいダートの車道歩きが続く。前回は1時間も車道を歩いてようやく登山口でしたので、恩の字。

林の中で日差しがないのが助かるが、風はあんまり通らない。暑いー。ところどころ泥濘あり。

と、突然茂みから人影が。途中のルートが旧道と新道になっていたらしく、その方は新道から来たとのこと。我々は、新道の分岐すら見逃していたまぬけっぷり。(帰りは新道を使ってみました。新道の方が木の根っこをまたぐ回数が少ない、かも?)

大峠から先は急登。高山植物の綺麗なお花エリア。しかしここからは風と霧の攻撃を受ける。バランス保つのが大変ですし、上っているのに寒いですし、ストックには水滴がくっつきます。

スポーツ用のアイウェアだとあんまり水滴がつかないのが幸い。

先ほどの人に追いついて花の名前を聞くなど。ギボウシのような紫色の花が何だろうと思ってたら、コバギボウシというらしい。いくら登っても花の名前を覚えるのは大変です。

高度を上げれば雲から抜けるかも? と思ったのは早計で、この山に向かって上昇気流が発生して雲になるらしく、山にいる限り雲からは抜け出れそうにない。稜線に出ても景色変わらず。

流石山で疲れたのでモグモグ。行程の1/4くらいか。

少し進むとコバイケイソウの花が終わった湿原。表那須もそうですが、那須って火山のイメージばかりですけど、割と景観のよい湿原が多い。

次のピークが大倉山。少し遅れてきた二人組に写真を撮ってもらいながら話を聞くと、表那須の峠の茶屋から朝日岳、三本槍岳を経てここまで来ました、と。朝3時発、、ここで9時ですから、すでに6時間の行動。ここで折り返して、帰路は三斗小屋ルートで戻るとのこと。健脚すぎて想像もできません。

各山の標識の根元に小さなお地蔵様がいるのですが、栃木の山のあちこちに同じのがあるらしいです。

ここから三倉山まで1時間との表示。我々は先へ進みます。このレベルで、疲れたとか言ってる場合じゃない。

で、途中の三角点(名前なし?)で、最初にお会いした方がもう復路ですれ違いました。ここから先は刈払いがないので足元注意だよーと。この辺で霧が晴れて三倉山が見えた! 3時間半くらいあるいてようやく山の風景が見えた! と、ピークにいる皆も喜ぶ。

一回、鞍部に下りて、また上りなのでゼーハーです。三倉山に着いたら嘘のように日差しが強い。

写真撮影をお願いした二人組は若松の人で、私の鶴ヶ城ハーフマラソンのTシャツ(令和元年)にツッコミを入れられるなど。今年も走りますので、よろしくー。

もうひと方のソロの人は栃木の人で安達太良に行こうかとも思ったけど裏那須にしましたと。このコースはマイナーコースならではの人の少なさで、お話ができるのがいい。

この日差しのままで暑くて参ってしまうと思っていたら、帰路はやっぱり雲の中。

涼しさが戻ってきて生き返りました。でも、いつもながら運動し過ぎると食欲がなくなってしまって、流石山で何回目かのもぐもぐタイムになる頃にはおにぎり半分でいいですって、感じで、下山するまで夫に食料を持たせた悪の所業。

しかし、楽をしているとソロ登山の時の体力がなくなるだろーと心配。水を余計に持つから、1kg以上背負わないといけないでしょう。

綺麗な稜線の眺めを期待したのですが、雲の中で叶わず。この季節は1800m標高でも暑くて参りますので、涼しいのだけがよかった点ですが、晴れた日に再度来たい。

帰路は新しく開店した西郷村のカフェ Bluestarで。おしゃれで感動した。

ヤマレコへのリンク
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4518900.html

14.6km 986m