田代山山開き、私に似ている花が増える, Flowers that resemble me
週末の天気がよいので、南会津に行こうかと思って最初は大嵐山をターゲットとした。が、夫は山開きの田代山はどうだろうかと言う。花の百名山で有名です。
私、山開きなんて混むだけだから行きたくないと思うものの、田代山の猿倉登山口はダート道との情報に恐れをなしてこれまで行ったことがなかったのを思い出した。山開きだとシャトルバスが出るらしい。ダート道の偵察を兼ねるという手があったので賛成。
夫はソロ登山していた時もわりと山開きに行ってたらしい。私は「それ、自転車のロングライドイベントに一人で行くようなものだからしんどすぎる!」 と持論があるが、ひとりでないので許します。
南会津の舘岩まで片道二時間。6時20分到着で舘岩行政センターの駐車場が8割くらい埋まっていた。のんびりせずに早めに来てよかった。
7時にシャトルバス出発。ダート道は幅は狭いがそんなに凸凹していない。車にホコリがつくのが嫌なくらいで普通車でも十分行けます。ただ、距離が20km近くあるからそれでうんざりしそうです。
バスの中で案内の係の方から教えてもらう。国有林の土地と王子製紙の林の土地があるのだとか。スーパー林道として栗山村に通じていたが、今は土砂崩れで栃木には行けないとか。紅葉が綺麗なスポットとか。一時間弱で到着。
記念品の木札をもらってから8時出発、祈願祭は素通りで。あまり混まないうちに上に行きたいと、初っ端から飛ばして息切れが激しい。会津駒ケ岳に似た印象の登山道で、ダケカンバの木材を使った階段がしっかりできているので足の置き場に困らないし、滑りにくい。スニーカーでも歩けそうだ。
最終的なコース長や獲得標高は前回の川桁山と同じくらいだが、歩きやすさがまったく違う。とはいえ、歩きやすい山にばかり慣れてしまうのも困る、、、
コースタイムよりも早く進むことができて、小田代に到着。頂上の手前の小さな湿原。親切な人が写真を撮ってくれた。
再びつづらの道を上る。雲の向こうに山が見える。
元気がでてさらに上にすいすいと行く。そして開けた場所。田代山湿原。
さすがプリン山の異名のある山。湿原の向こうの景色が開けている。ゼブラ模様の会津駒ケ岳が見える。これは感動。
ワタスゲ、タテヤマリンドウ、チングルマ、ミツバオウレン。どうして山には小さな花ばかり咲いているのでしょう。で、相変わらず、ワタスゲがかわいらしいので、「この花は私みたいだ」(正確には果穂)と口に出して言って夫を困らせる。
湿原は反時計回りの一方通行。一番奥に休憩所がある。そこでおにぎりを一つ食べて9時45分。帰りのシャトルバスは13時なので11時半には下山を開始してくださいと係の人から言われていたが、まだまだ時間がある。
ヤマレコ、ヤマップで予習をしたが、シャトルバス組でも帝釈山を往復している人がいるし、これは引き返しの時間を10時40分を定めて行ってみようと決めた。
一旦下る。山の雰囲気は田代山と大きく変わって咲いている花も違う。名前はわからないが小さな白い花がたくさん。これはオサバグサというらしい。初めて見た。
シダ植物の林や、ダケカンバの新緑などを眺めると上り基調になった。ハシゴ2つと岩場を登る。10時40分に引き返しをしなければいけないのだが時計を見ると10時35分を越えている。心は焦るし、GPSではすぐに頂上だけれども終盤がきつい上りなのでなかなか進まず。でも10時40分にやっと帝釈山に到着。
一応帝釈山の方が標高は100m高い。今日は反対側の登山口からの帝釈山も山開きだったらしい。
山頂は人で賑わっているし、時間がないので景色をゆっくり眺める暇もなく、すぐに取って返し。写真を撮ってる暇もなく小走りで下山。田代山へは登り返しががあるので一筋縄ではない。登りで心拍数167とか目撃するなど。
あんまりにも急ぎ過ぎたので再び田代山の休憩所で腰を下ろした後に、ご飯を食べる食欲もなく。夫は余裕でパンを追加している。体力ないうえに胃が弱いのは辛い。
11時40分前に出発し、絶対に間に合うと思いつつも急ぎながらの下山。今日はいわきサンシャインマラソンのTシャツを着用。下山途中に「私も持ってます」と声をかけられて、ちょいうれしい。
結局12時30分に登山口に戻れてひと安心。駆け足登山になってしまったが、湿原の美しさは抜きんでているので次回はゆっくりと歩いてみたい。
ヤマレコへのリンク
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6909209.html
10.9km 906m