田代山、帝釈山の山開きへ, A fresh look at Osabagusa
今年初の山歩きは田代山、帝釈山へ。
去年の山開き記録はこちら
ダート道を13km行かないと登山口にたどり着かない。ので、山開きのシャトルバスはありがたい。
去年の記録を見ると舘岩サービスセンターに6時半で駐車場が8割とあったので、ちょっと心配してたら、今年は駐車場を拡大して運動場まで停めることができたので、6時半で4割くらい。余裕でした。
しかも、シャトルバスをかなり早い時間から出していたようです。私たちはむしろ最終組(定時の7時発ですが)。
乗り物に乗ると眠くなる。安定の朝寝をしていると、ダートの段差にバスが揺れると窓ガラスに頭を打ち付けて少し目が覚める、を繰り返す。途中に見事な滝があったのを覚えている。
45分ほど経過して、登山口に到着。今年は登山口駐車場に少ししかマイカーを入れさせず、カオスな状況を作らずにシャトルバスを充実させる作戦らしい。これは評価できます。
マイカーって死語?
神主さんが祝詞を上げていて、登山道にテープが張られているところの脇を先へ進む。皆神妙に聞いていて素晴らしい。開山式の後で道が混む前に登りたかったものですから。

ニリンソウわさわさ。今年は雪が多いのと天候が合わなくて川桁山に行けなかったので、思わぬところで会えてうれしい。ニリンソウは花もいいけど、フウロソウに似た葉も好き。


最初、肌寒かったのがいくらも行かないうちに暑くて一枚脱いだら、Tシャツとアームカバーの夏仕様。ゼーハーしながら登る。夫は階段状のコースということを昨年知ったので、ストックも持たずに涼しい顔である。水を2L持たせているが、ハンデにもなっていない。私は瀕死である。
今年は雪が多くて花期が遅れている様子。ショウジョウバカマも見れた。場所によってもう終盤だったり、まだこれからだったりと差が大きい。雪に埋もれる地形のところは花期が遅いのだろう。





見晴らしのい小田代に出る。少し上を見ると雪が残っている。これは去年とは違う風景。


天候は曇りで水蒸気も多くて遠景は今一つ。けれど、隣の山の常緑樹とまだ枝しかない広葉樹の眺めが春を感じさせる美しさ。

さて、ようやく湿原へ。去年たくさんふわふわした姿を見せたワタスゲが、まだ穂になっていなかった。すべての花の見頃が一致するわけではないから仕方ない。ヒメシャクナゲも数が少ない感じ。
会津駒ケ岳の雪の模様が昨年よりも、雪雪していて綺麗。青空だったもっとよかったなー。




田代山のベンチで第一ラウンドのおにぎりを食べた。昨年ほど急ぐ必要がないのはうれしい。というのは、昨年は帰路のシャトルバスが13時なので、帝釈山への往復時間がかなりギリギリで急ぎまくっていた。今年は13, 14, 15時でしかも、集まれば途中の任意の時間に出発しますとの説明。15時ってのはかなりの余裕でありがたい。
一旦下りになる。昨年の印象だとこの先はオサバグサの地味な花しかない。しかもオサバグサあんまり好きじゃないと思っていたが。
今年のオサバグサどうしんだ、かわいいじゃないか。
昨年の白い花はすこし黄ばんだような印象があったのが、今年は緑がかった白で、瑞々しい色合いだ。すると昨年の花は終わりかけだったからよく見えなかったのかもしれない。緑がかった白って私の中ではかなり好みの色で、一気に評価が上がった。




さて、この道、去年は雪の気配もなかったのに、今年はところどころ雪。普通の登山靴でも行けますが、滑らないように注意しながら。登山道の雪は色的にはコーヒーフロートになっているので、暑さも相まって、「コーヒーフロートが食べたい」と口走りながら進んだ。
去年も帝釈山直前であと少しですよーと教えてくれた人がいたが、今年も同じ。もしかして同じ人か。(んなわけはない)
そして辿り着く山頂。今年はここでご飯を食べてのんびりできた。
周りの人達が山を指し占めているので、山座アプリを出して私たちも確認した。日光白根はひときわ標高が高い。男体山は手前の山に隠れがち。女峰山はボリュームが大きい。
会津駒ケ岳や去年上った三岩岳は、まだまだ雪が深そう(三岩岳の山開きは一ヶ月後)。


満足して帰路へ。往きに気づいたのだけど写真には撮れなかった「岩に挟まるイワカガミ」を写真に撮る。下の句だけが完成したので、誰か上の句を考えて欲しい。


再び田代山に戻っておやつ。さて下山するかと進んだ最後の雪区間で、夫が後ろから固い雪玉を投げつけてきた。悪ガキ過ぎるだろ。
またまた往きに写真に撮れなかった水芭蕉を。超ミニサイズです。
下山は小走りで進むがなぜか抜かす人がチラホラとしかいない。昨年よりも人の少ない印象の山行でした。





帰りのハイエースの中でも睡眠睡眠。
さて、舘岩の駐車場の近くに秋田犬の虎毛の犬がいたのでしっかり眼福させてもらった。昔から熊っぽい外観の犬の種類がよくわからなかったのだけど、秋田犬でした。
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11.0km 910m