見せてもらおうか福島の桜の実力とやらを, Show me the performance of cherry blossoms in Fukushima
先週はまだ時期的に早くてあんまり桜を楽しめなかった。今週はリベンジ。今回はソロライドです。
写真撮るならソロの方があちこちに止まれるので都合よし。
いつもの釈迦堂川と阿武隈川の合流点。先週にはなかったピンクの群れがふわふわと見えます。春です。
少し進んでお墓の隣の桜。背後ではトラクターが果樹園の準備中。北海道っぽい。果樹園のピンクの花の背後には雪の残った那須連山。ちょっと霞んでますがよい風景。
雲水峰橋工事中なので南に行くには河川沿いが走れず、少し迂回。これは完成まで何年かかるのか、長期戦の予感です。途中のお寺に桜があるのに初めて気づいた。晴れ過ぎて色がきつくなってしまった。
先週と同じコースで鏡石を経由して矢吹へ。先週も丘に沿って点々と咲いていたのが見えたのでいつもの直線道路から外れて、くねくねとした旧道へ出る。角度が変わると見えてくる桜がある。種類の異なった背の高い桜。お寺に見えるのですが、マップ上にはお寺表示なし。
そしてあちらこちら、高い場所から見下ろす桜の数々。
一旦いつもの直線道路に戻って、高速道路の下をくぐる。丘陵地帯に戻るには東に行く必要があるので、途中で右折。白髭神社。田んぼの中にポツンと。
先に進むと少しの上り。木立の向こうに大きな枝垂れ桜の姿。これは先週も気づいていたのですが、期待が高まります。慈眼寺の桜。
そして慈眼寺にはこれ以外にも3本の立派な桜。椿や石仏なども風情があって、しばし撮影会してたのに誰もいない。すばらしい。
次の目的地は石川の安養寺ですが、途中経路の素敵な風景も忘れずに。菜の花との黄色コラボもいいですが、レンギョウもなかなか。由緒ありそうな石碑や石仏と一緒だとどうしても足が止まります。
そして安養寺、なんて長閑な風景。車も通らず、誰もおらず。階段を上って近くからも撮影してみました。また、道路に近いところに素朴な石仏がたくさん。
道の向こう、右側の丘の上には朽ちそうな古木の桜と地蔵とその背後のまだ若そうなピンクの強い桜。地蔵の周辺は住職の墓地でした。873年に開山とのこと。墓碑銘には代々の住職の名が刻まれていて、歴史を感じる。お墓などなくていいと考える私ですが、この素敵な環境はうらやましく思う。
ここからは周回コースの折り返し。「山森沢 桃源の里」という看板を見かけたので、自転車を降りてコンクリートの急登の遊歩道へ向かう。レンギョウと枝垂れ桜の競演でした。プチ花見山(福島市)っぽい。四季折々の花があるとのことなので別の季節もよさそう。靴がクリート付きだと辛いので、履き替えないと散歩は厳しそうですが。
素敵な場所ですが、私以外に女性二人組がいただけ。季節的に皆もっと有名どころの桜を見に行ってしまったのか。
次は石川町の川沿いの桜並木を見に行きたいのですが、その途中にも何カ所か桜の表示がある。「山神のしだれ桜」。誰もが憧れる山の神、なのか?
これが事前情報が何もなくて行ってみたら、すばらしく背の高い滝桜のような雰囲気の木。エドヒガン系? 道路からだと若干見づらい。私有地っぽい畑の横をすみませんと思いながら通って近くに行く。割れた根本には道祖神がいる。ボキャブラリーが不足してますが、神々しい桜。
道路に戻ったらご近所のおじさんがいたので、話をしたところ、古い木でだんだんと弱っているので挿し木や接ぎ木で残そうとしていると。あんまり知名度がないが、県外からくる人もちらほらと。駐車場はなくて路駐必至で、根本まで行く道が私有地に見えたので、有名になっても困るのでしょうが、、、
種苗園の桜並木。なんですかこの力の入れようは。
次、お墓の横の王子山蓮華寺桜。手前と奥の二本あります。
高低差のある道を進むが、どこにいても桜に取り囲まれている。石川町は桜に対する本気度が違う。
大阪-福島便と思わしき飛行機。
118号を横断して下り坂の途中に突然の枝垂れ桜あり(看板ありましたが名前を失念)。交通量が多いが、路肩に止まって写真を撮れるのが自転車のよいところ。
熊野神社の夫婦桜。遠くからでは二本の桜とわからないくらい距離が近い。
古木の高田桜。名前は渋いがピンク色が濃くて華やか。
思ったほど混雑というわけではなかった。街並みが美景観化してなくて、電柱が無粋ですが、川沿いをのんびり北上しながら、割と樹齢のある木を眺める。
県道63号ではなくて、交通量が少ないと踏んで40号に進んでみる。川沿いにぽつりぽつりと桜が見える。もうこれは完全に無名の木ばかり。
景観が開けるとダムから流れ出る水が見える。向こう側にも新しそうな道路がある。
少し進むと観音様。母衣旗観音と地図にはある。人口的な公園ですが、ここにも見頃の桜が。そしてダムが近づいてきた。
ダムがあれば、当然その上に行ってみたくなる。令和5年に新設されたばかりのラビリンス型の取水口とのことでした。微妙に看板に誤字があるのが残念ですが。
ここまで来たら、ほぼ帰路でしょう。と油断して進むと、まだまだ眺めいいところあるんだぞーと福島の桜が実力を見せつけてきました。
地図上に「八又の桜」とある。遠くから見ても存在感がある。コンクリートの20%くらいの坂なので押し歩きしながら近くに行く。もう夕方なので逆光になってしまったが、それがかえって迫力の姿に。写真だと大きさが伝えにくいのですが、かなり大きい。
ここから空港に斜めにショートカットする初めての道を進んで、お寺の桜など眺めつつ。どこを走っていても桜からは逃れられないので、実力とやらを見せつけられた一日でした。
今回はかなりGoogleマップにお世話に。「このエリアで探す」の場所に「桜」と入れると近場の桜名所を教えてくれます。あまりに寄り道をし過ぎてお家に帰れるのかどうか心底心配しました。
75.9km, 699m, 19.1km/h, 129/164bpm, 63 watt