2019 まえばし赤城山ヒルクライム あるいは山椒味噌まんじゅうは涙の味, Taste of tears

2019年9月29日 0 投稿者: ふくふく

2015年以来の赤城山HC。1時間46分32秒が記録。雨が降ってて涼しかったのを思い出します。

今回の目標はもちろんこれを更新すること。今年最終レースに野心的な目標を持つ40代。想像上のペットであるCTLは順調だし、土曜朝体重は八ヶ岳より2.5kg減らしました、46.0kg(フラグが立つ)。

雨雲予報が不穏だったので、ちょっと弱気になり、前輪だけかつてのエース、デュラ子(WH-7850-C24-CL)に交換した土曜の晩でした。結果、暑いくらいの晴れでした。(2015年は雨のあの字も予報にないのに、雨が降った挙句、低体温になったのを根に持ってる)

実家から附属中学校駐車場までほぼ1時間のドライブ。5時着。すこし眠ってから5時30分に会場に向かって、一回、荷物預け。お手洗いでyuniさんに会ってほっとしましたー。なんだかんだで、人数の多いレースで一人無言になるのは寂しいもんだ。

駐車場に戻って、6時からローラー台20分。アップ、3分x2、ダウンで心拍は165まで上げとく。

だんだん暑くなってきたので、アームカバーとレッグカバーなしを選択。下山荷物にはちゃんと冬物を詰めました。あとチューブと携帯ポンプも真面目に入れた。いつも下山途中にパンクしてる人を見かけるので、そろそろ自分の番になりそう。皆、ちゃんと下山荷物にパンク修理道具入れてるの? は以前からの疑問です(フラグは立たず)。

会場に戻って合同庁舎エレベーターで、(実は、新潟でばかりお会いする)βの皆様に再会できて、ちゃんと赤城に来ましたーのアピール。

P1、実業団、エキスパクラスのスタートを見物して、少し暇を持て余してから8番目スタートグループです。後ろの方に並んでしまったがスタート地点は先だし、ネットタイムなのでのんびりと。

スタートゲートの近くでゆっこさんに見つけてもらってうれしかった。基本、私がぼんやりしてて皆さんに声をかけてもらうことが多くて、ありがたいことです。ちょいリラックス。


ローリングスタートなので焦らずに。なんだけどスタートライン超えてからも周りのペースはゆっくり目。自分との勝負ですので、右車線に出て前半からがんばる。4年ぶりに聞く、群馬の方々の応援ありがたし。返事ができないけど、感謝しかない。お約束の「お姉ちゃん」呼ばわりされるのがうれしい40代。(外見詐称)

緩斜面は緩斜面なりの辛さ。畜産試験場で10秒の貯金。今日はいけるのでは?

この辺の応援の方から、PAXPROJECTだーと声をかけてもらって、うれしいこと。でも、広告効果のない遅い人です。

お食事処エリア、美味しそうだと雑念を入れつつ上る。旧料金所。さらに貯金30秒で40秒。今日はいけるのでは?

で、ここからの直登がほんと嫌いなんだけど、日陰でもあるので調子は悪くない。しかし所要時間からいえば、あと1時間かかる。

ここまでは抜かしたのは同タイムスタートの方々でしたが、だんだんと早いスタートのゼッケンが見えてきたので、目標の人を乗り替え乗り替え先へ進む。同タイムスタートの方々は、だんだんと脚が合ってきて抜きつ抜かれつ。皆様のバイクの色合いの観察とかしながら、苦しさから気を紛らわす。

コーナー1から姫百合駐車場の間のどこかから、腰痛。右左とペダリングに合わせて間断なく襲ってくる。腰をトントンとしても、右はウィンブレが緩衝材、左はお札と車のキーが緩衝材になっててあんまりマッサージ的に効果がない。そこで苦手なダンシングをしてみるが、これまた改善する兆しもない。

Stravaの結果比較を見ると12kmから18kmまで、過去の自分(紫)に1kmあたり30秒差をつけられて抜かされてる。姫百合駐車場から上は、心肺の苦しさよりも腰痛の苦しさが勝る、2011年八ヶ岳の後半と匹敵するほどの辛さ。つまり足つき警報が発令されました(つかなかったのは奇跡)。心拍数が158くらいに落ちてて、これは最悪のパターン。こんなに低いの見たことないと思うが、痛いもんは痛い。

ラップ4以降(コーナー1以降)が弱すぎる。ラップ1の心拍数は誤動作かと。

早くゴールしないと、痛さから解放されないのに、速く走れないの矛盾で、考えすぎて死んでしまうところだった。

下山の方々とすれ違う時刻です。密集度が高いからまとまった風圧を浴び、ヨロヨロの身には辛さがさらに増す。

コーナー48番の過去の(試走時の)足つきポイントを通過してから、気持ちがほっとして痛みがましになった。多分、勾配もここから先は緩くなると楽観観測。18km以降は過去の自分との差はひどくない。

ここで唐突に、近くの人の携帯電話が懐かしの黒電話風着信音でリリリリンと鳴り始めた。立ち止まって受け取ったりはしないだろうと見てましたが、誰かは不明。電話は鳴り止みました。これには笑いを誘われた。和んだ。

給水所を過ぎればあともう少し。応援の人も増えてきて、あと少しだよーと言ってくれる。直線の先にゴールが見えたら、ラストスパートで前の人を抜かしたいの一念。ここのがんばりがなかったら1時間50分台に乗ってしまうところだった。40分台でひとまずセーフ。でも悔しい。

1時間49分56秒
20.6km, 1267m, 11.2km/h, 162/174bpm, 121 watt

赤城姫パネルを見つけたが、スマホは預け荷物だった、、、通過して大沼へ。さ、寒くない。

お約束の曽山商店にて山椒味噌まんじゅうをゲット。貧脚なので売り切れを心配するが、売り切れてなくてよかった。赤城山は遅い子にも優しい。

涙は流さないが、反省と共に、噛み締め噛み締め腹に収めた。

赤城姫とか伊香保姫とか。着物の裾が短い。

大沼の方まで散歩。こんないい天気の赤城は初めてかも? いつも曇りだった気がするのだけど。

新しいカメラのX70を預け荷物に入れるのは不安があって車に残してきたので、この辺の写真はすべてスマホで。

下山。新坂平の退避箇所で止まってたら、ちょうどハンドバイクの方がゴールするところだった。皆で拍手。腕で上るってすごい。足つきとかできないよね。

下山は以前の苦痛の長時間ではなくなっていた。数年出てなかったうちにいろいろと改善されてました。ボランティアの方々も、よく声が出てて気持ちのいい対応をしてくれて、田舎の小さなレースが好きな私でも赤城はよい大会だなーと思います。榛名もよいとは聞いているのですが、なかなか時空、蔵王、車坂峠を押しのけて出る踏ん切りがつきませぬ。

参加賞。黒いころとん(こやつが服着てるから、服着てないオリジナルのころとんがいつ逮捕されるか気が気じゃない)、サコッシュ、マルトデキストリン(どう使うんだ?)。

さて、日没前に赤城後半戦の登山を試みたのですが、、、

観光編は別記事にて。