2023 いわきサンシャインマラソン、あるいはただただ風を耐えるトレーニング, Training to withstand wind
郡山も風は吹きますし、西風西向きで走ったりもするので風耐性あるのでは? との期待を破る今回の結果。
2020年、22年にエントリーしたのにコロナ禍で中止、やっとの開催です。
3週間前に30km走を走ってたら、足の裏が痛くて20kmくらいから歩きに切り替えた。その後、歩いているだけで脚の後ろ側の筋肉が経験したことのない奇妙なだるさと痛さに襲われて、ストレッチしようがどうしようが復活せず。帰宅してからも痛さに悶絶していた。30分で回復しましたけれど。
不安要素すぎる。本番で起きたら確実にDNF。一応、ウォーキングペースで5km/hで最悪ゴールすることを考えると3時間で27km地点にたどり着けばいいんでしょ? と計算だけはしておいた。(6時間の制限)
そんな準備期間ですが、体重を減らす考えがあんまりなくて、前夜体重47.7kg。鶴ヶ城の時より重たいです。秋は軽いけど、冬だとやっぱり重くなりますねぇ。
起床したらうっすらと雪降ってる。峠道があるので途中の道が心配ですが、夫に運転させて楽させてもらいました。5時20分出発の6時35分、好間のアルプスアルパイン駐車場。早過ぎたか。
おにぎり一個と薄皮あんぱん2個。あと謎の粉のサプリ(地元でもらってた試供品)。もっと食べておけばよかった。
シャトルバスで会場に入ったらぷらぷらと散歩。会場のバナナをいただく。スタート地点で写真を撮るなど。
冬型の気候で風が強い。9℃予報ですが、寒いのが嫌なので長袖Tシャツ、7分丈パンツにカーフスリーブ、あとウィンブレ。ネックウォーマーは持たず。諸事情によりウェストポーチあり。フルなので猫耳装着なし。仮装している人達は偉いよ、、、
シューズはズームフライ3。レース直前の練習とレースにのみ使用しているのでまだ200kmくらい。
いわき市市長のテンション高い挨拶、市長がちゃんと走るところは、運営にも力が入っている。そして野口みずきさんと、柏原竜二君、「久々の大会なので無理しないでね」と。
というわけでDブロックから9時スタート。ロスは1分半。寒いので最初の4kmくらいはウィンブレ付きで走って、残りは脱いだ。
下りの後に割と斜度のある上り。それを過ぎるとゆったりとした下りと追い風で楽々だわーと進む。すぐに市街地なので、老若男女の応援が続く。ありがたやありがたや。7kmくらいから軽くアップダウン。
左に曲がって県道15号線。すれ違い区間ですが、とっくに先頭は先に行っていて見れず。反対側に20km地点の表示あり、こっちは13kmくらいだからあと3,4km先が折り返し? 商店あり、住宅ありで、このところ住宅マニアの私ですので飽きずに外観を観察しながら進む。
のんびり走るーと言ってた夫とすれ違う。私の方が気が付かなかったので一昨年のJビレッジマラソンとは逆の展開。猫耳なしで気づくなんて、偉いぞ(上から目線)。手を振って声かけてバイバイ。
この辺でヤギが一頭いて応援に駆り出されていたような? 海沿いにヤギ、ちょっと異色の組合せでしょう。
16km地点、左に巻いてから右カーブして江名港。この地形は裏磐梯ヒルクライムのゴール直前に似てる。違うのはここは海辺で折り返しってこと。
大漁旗と大人数の応援スポット。久々の開催だったから「お帰りなさい」の手作り表示なんかもあって、初出走ですが、田舎の温かさにじんわりー。
ターンした後、元気なおばちゃんがコース内に! と思ったら野口みずきさんでした。気づくの遅くてよく見れなかったー。
来た道を戻る戻る。20kmで中間地点なので一旦トイレに。女子は混みあってなくてよかったが、立ち止まった癖でガーミンを止めてしまった。すぐに気づいて再開するが、1分くらいズレた。
謎の(試供品)粉サプリ第二段を投入したら、味が苦くて泣いた。もう一包み持ってるけど、封印です。
この辺は平坦で走りやすかったが、マリンタワーまであとxkmの表示が道路にあるんだな。嫌な予感ひしひし。
左に曲がって右に曲がると、ドーンと直線の上りが見えた。予習通りの、これキツイいヤツ、めっちゃ難敵。まだまだ歩くには早いのでここはどんなに遅くても走りで上る覚悟。
と、途中に柏原君がいるではないか。昨秋の鶴ヶ城で1mまで近づけた私ですが、今回初めて、柏原君とハイタッチできました。うれしい!
富士通の実業団時代にニューイヤー駅伝も見に行きましたー、とは伝えられず。
上り切ったところでトマトといちごのエイドが。ここまで給食はなにも取ってなかったので、いただく。ラップが絡まって外すのに大変だった。
下りは爽快、ではなくて脚のダメージが来る。腰のダメージも来る。トンネル内は暴風、下ってるのに押し戻されそう。出口付近は変な気流があって、斜めに体が傾く。しかし、これはその先の過酷区間の予兆でしかなかった。
次は、カクカクと入り組んだ埠頭の海側を走るコース、ここに来たら、突然の強風で身体が前に進まない。台風ですか? この地点がメンタル的には最大のネガティブ状態でした。歩きたいけど、この距離ではまだ歩く地点じゃないのです。
体重軽いのは不利だーと言い訳を考えてたら、背の小さいおばあちゃんがスタスタと抜かしていく。ごめん、言い訳でした。
小名浜ではたくさんの人達が応援してくれる。フラガールのダンスもある。が、残念ながらまったく顔が死んでたと思います。エイドでフラまんじゅうを取る。パンより対体積比カロリーが高いであろうと。これをポケットに入れておいて少しずつ食べる作戦でどや、と思いついた。
フィニッシュ地点が近いので会場のアナウンスが聞こえる。先頭はもうフィニッシュした後の様子、選手の名前などが読み上げられている。ここは25km地点ですので、この人達私より17kmも先を走っているということに。どんだけ速いんですか。
DNFしたーいの気持ちを抑えて、先へ進む。左折して工場地帯へと。まっすぐな道ですし、風を遮るものがないので噂通りの強風区間。つまりこの先ずっと強風区間なのだろうと思うと辛い。
27km地点でちょうど3時間くらい。計算通りだからここから歩いてもゴールできると思うが、風も港区間よりは弱いから、あと5kmだけ走ってみようと思って先へ進む。
ずっと直線と思っていたら何回か曲がる。その度に風向きが変わる。夫が40km直前、私が30km直前ですれ違う。歩いたりしたら心配されそうなので、ちゃんと走っててよかった。
風で帽子が飛ばされそうになって両手で押さえたら、ちょうど隣を走ってた今年の参加賞Tシャツを着てた人が、「逆にかぶるといいですよー」とアドバイスしてくれた。その人も逆にかぶってるし。なるほどーと逆にかぶりなおす。
この人とはちょうどペースが似てて、その後10kmほどペースメーカーにさせてもらったのだけど、最後の給水所で抜いてしまってから見失ってしまいました。ありがとう!
32km通過。あと10km。もう一回気持ちを切り替えてあと5kmは走ってみようと思う。
この辺の私設エイドでコーラをもらえたのが大変ありがたかった。実は、フラまんでカロリー補給をしようとの試みは見事に失敗で、港の後で、1/4程食べたら、胃がだめってことに気づいていた。虚弱すぎる胃を持つと苦労する。お腹はクークー鳴っててめっちゃ減っているのですよ。
折り返したらひたすら我慢の上り坂。37km早く来いと思ったら来ました。よし、あと3kmは走ってみよう。そしたら歩いても30分でしょう?
右に曲がって折り返しすぐでしょうと思ってたらかなり下りながらまだまだ先は長い。これ、折り返したら上るヤツですね、嫌ですねーと。この辺りではyoutuberかつ非公認ゲストランナーのよしきさんとTKDさんを見かけた。そういえば一度も動画を見たことがないので、ごめんねーと思いながら。その後、よしきさんTDKさんだけ先行して、私は抜かされてしまった。
38kmのエイドのコーラがやはり救いの神でした。あと3km4km(計算間違いですな)。
はが路ふれあいマラソンでは、ここから先はかなりの斜度の上りだったので、それに比べたら楽だろうとポジティブ思考だけで。残り2kmでは2000歩進めばフィニッシュだろうと、ステップの数をひたすら数える。
周りの人達も歩いている人がだんだんと消えて、走っている人が増えてきた。500m表示から先は応援の人達もどっと増えて声をかけてくれてうれしい。
アナウンサーもゼッケン番号から名前を読み上げてくれて、やっとフィニッシュラインへ。長かった。
何はともあれ、歩かなくてよかった。3回目のフルマラソン、タイムは過去最低ですけれど。
着替えた後ステージを見たら、ゲストランナーたちのおしゃべりタイムでした。
夫は1時間も前にゴールしてイオンモール散策中であった。参加賞の商品券で、お昼を食べてから帰宅。
次は4/29の郡山シティーマラソン(ハーフ)の予定です。
痛みメモ:足裏痛みは翌日解消。大腿四頭筋の筋肉痛は月火。月は有休を取ったが、働けないことはない。
公式 4:46:38 グロス 4:45:08 ネット
42.7km, 255m, 6:41/km, 174spm, 0.86cm, 160/180bpm