鏡山、たった一ヵ所の絶景を見に行く, For just one spectacular view

2025年6月28日 0 投稿者: ふくふく

飯豊連峰は福島、山形、新潟にまたがる山だが、飯豊本山は福島が細く入り込んで領地を主張しているところ。

福島県民憧れの地ですが、なにせ距離が長いので日帰りは無理、、、のため、行ったことがありません。

飯豊連峰が気になったのは時空の路ヒルクライムの試走に行く4月下旬頃、山が白くてクリームを乗せたような見かけで

「美味しそうな山」

と思ったのがきっかけ。その頃は百名山なんてことは知らない。2014年の田中陽希さんのグレートトラバースの番組で、飯豊山を登山していた一般の人が大した山じゃないよーと言ってて、陽希さんの不興を買っていた記憶がある。実際には、難易度が高い山だから、間違った認識を視聴者に伝えたくなかったんだろうと。

その飯豊連峰の入口に鏡山という山があり、残雪の季節の眺めが素晴らしいらしい。7時間の日帰りコース。しかし登山口まで家から2時間半もかかるし、くねくねしているし、山奥感が凄いのでなかなか行く機会を逸していた。

で、やっと今年行ってみた。

夫が道を知っているというのでお任せしたら、まさかの通行止め表示。そこからやっとナビを起動して示す道を見ると、30kmの迂回路となりました。

弥平四郎分校跡に車を停めて歩き出す。集落には昔の旅館があって、交通の便の悪い時代は飯豊山への拠点として賑わっていたのかもと想像できる。今は廃屋となっている建物もあるし、分校ももう使われなくなっているしで、寂しい雰囲気。

刈払いがしっかりされている道を行く。人が少ないのに、かなり奥まで刈払いされていて、びっくり。ピンクテープは少な目なので少しわかりづらい箇所もあるが、きちんと観察していれば大丈夫、、、って一回道を間違えたけど。

何回か渡渉する。最後の箇所で岩の上で滑って見事に川の中に肘膝をつく。痣確定。

次は急登&倒木ゾーンへ。暑くて汗がだらだら。

なんかこの木の皮の剥け具合と、右横の爪跡のようなもの(拡大してみて)は、熊でしょうか。一人で来たら心細くなりそう。

ブナ林の中なので眺望がまったくない。空は晴れの予報だが、やや曇り。山頂で眺めがいまいちだったらどうしようと思いながら進む。時々は鏡山が見えるが、飯豊はどこーって感じ。

で、尾根に出て何回かアップダウンをして、そろそろ頂上の気配ありそうと思ったところで、左からひゃっほーい的な声が聞こえる。

林の向こうに雪渓が見えるが、その隣の山に登山道があるのかっていうと、ない。前方や後方なら、私たちと同じ登山道だけど、そうではなくて左の少し離れた辺りから声がする。

最初は男性っぽい声で次は女性っぽい。待って待って待って、怖すぎる。

これは猿か鳥でしょうと夫に向かって断言する。そう思わないと怖くて仕方ないので。

ほどなく山頂に。やっと今日初めて人に会ってほっとした。もちろん、この方たちは騒いでないので、その声でないことは確か。

でも、そんな怖さを忘れる絶景! 小さな虫にまとわりつかれてしまうけど、しばしご飯休憩を取ったら、ゆっくり休めない性格なので、先へ進む。結局この後も左側から謎の鳴き声を2回くらい聞いて、怖いよーと弱音を吐いていた。

すっごい形状の枝を持つ木。どうしたらこんなに入り組むの。

花の時期にはもう遅すぎてあんまり見られなかったが、かろうじて最後のタムシバやサンカヨウが見れてよかった。

高度を下げたらもうゼブラ模様は見れなくなった。景色のよい場所は一瞬のコース。

そして、倒木の下をくぐったらヤマナメクジが落ちてきて悲鳴を上げる。脚が短いって悲劇です。

激下りに滑りつつ、心拍数を上げながらやっと秡川駐車場にたどり着いて一息。ここから先は林道歩きなので難所はない。途中で滝やモリアオガエルの卵が見れた。雪のある箇所もある。

数日前のヤマレコやヤマップでは通行止めだったのだけど、土砂が綺麗によけられていたので、車で秡川駐車場まで行くことは可能でした。その場合は周回ではなくて往復になってしまうけれど。

飯豊の玄関口の鏡山でかなり疲れてしまったけれど、果たして飯豊に登れる日は来るのでしょうか。

ヤマレコへのリンク。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8349187.html

14.5km 1102m